ペレットを溶かして流す

樹脂成型はチョコレートを思い浮かべるとイメージがしやすいです。チョコレートの原料はカカオですよね。それを溶かして形作ります。樹脂成型も同様です。

樹脂の原料は石油です。それを精製してペレットという細かい粒を作ります。そのペレットを溶かして、金型という製品をかたち作る型に流し込みます。

樹脂の種類により、ペレットを溶かす温度は様々です。100度程度で溶けるペレットもあれば、200度以上で溶けるペレットもあります。溶かす作業からは、成型機という機械で行います。ホッパーという部分にペレットを入れ、その中で溶かしていきます。

その溶けた樹脂は、金型に注入され製品に近づいていきます。

冷やして固めて完成する

溶かされたチョコレートは型に入れられ、冷やされて固まったら完成です。この部分においても、樹脂成型は同様なのです。

金型に溶かした樹脂を流し込み、冷却します。これも成型機の中で行われます。樹脂により冷却温度と冷却時間が決まっており、機械にインプットされています。その通りに機械が動き、固まると金型が開いて製品が出てきます。

機械から出てきたばかりの製品はまだ温度が高いままの為、少しの衝撃でキズが付くことがあります。これを避けるために、コンベアなどを利用して完全に冷却し、製品が完成します。

身近にある樹脂製品はたくさんありますよね。成型機や成型方法にも様々ありますが、生産の流れは同じです。チョコレートをイメージすると、難しいものではないですよね。

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